「松井クラシックのつどい」のピアノが変わりました。


松井公民館配備のグランドピアノは、公民館が竣工した際に付属設備として納入されました。「YAMAHA G3」(写真 左)というちょっと小ぶりの姿かたちで、音大生の練習用によく使われるピアノだとも聞きます。

「ピアノを育てる」という言葉がありますが、「松井クラシックのつどい」では以来このピアノを使い続け育てつづけ、幾多の名ピアニストからはその音と反応の良さに賞賛をいただき、今では私たちの演奏会になくてはならない、かけがえのないピアノとなりました。地域の公民館でこれほど愛されたピアノは他にないだろうと思います。とはいえさすがに三十数年という年月が経ったことに加え、初めて松井の演奏会に来られたお客様が皆、その大きさに「えっ?」という反応をされるのを見てきた我々としては、如何ともし難い、やるせない思いでいたことも事実です。

そんな中、このピアノの調律を永年お願いしてきた高橋隆元氏から、あるオーナー様から「YAMAHA C7」(写真 右)というピアノをお譲りいただけそうだという話をご紹介いただきました。千載一遇のチャンスと驚喜した我々は、松井まちづくりセンターとの調整を重ね、本年明けて早々、遂に納入の運びとなりました。令和61月の演奏会がこのひと回り大きなピアノのお披露目となり、ここから新しい「松井クラシックのつどい」の歴史を作っていきます。皆様方にはこれまでと変わらぬ応援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

なお本年8月にはこれまでの感謝と、そしてこれからの期待を込めた「特別演奏会」として、これら新旧2台のピアノによるデュオ・リサイタルを開催いたします。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。  (会長  山口 清)